キリスト教の愛の教えに基づく
全人教育を通して、
社会に貢献できる女性を育てること
すべての姉妹校がかかげる校章は「白百合」の花をかたどったものです。
白百合の花には、気品・優しさ・そして強い意志を備えた理想の女性として、「聖母マリア」がイメージされています。
白百合学園の生徒たちが、優しく気高い聖母マリアのように社会に貢献する女性となるようにとの、願いが込められています。
1696年フランスのルヴェヴィールという小さな村で、平凡で名もない、小さな共同体が生まれます。
それは、村の教会のルイ・ショーヴェ神父樣が「貧しい人や病気の人たちも、読み書き、編み物ができるように育てよう」と志したもの。
これが白百合学園の設立母体「シャルトル聖パウロ修道女会」の起源です。
この奉仕・教育活動がやがて、フランスのルヴェヴィールから全世界へと広がっていきます。
1878年、日本への活動が始まります。
3人のマ・スールが来日し函館へその種をまきます。
そして、1892年、4人のマ・スールが盛岡に降り立ち、盛岡白百合学園の「種」をまいてくださったのです。
4人のマ・スールは、それぞれが「一粒の麦」として盛岡の地に降り立ち、現在の「盛岡白百合学園」という実を結んでくださいました。
2017年、盛岡白百合学園は創立125周年を迎えました。
「隣人を自分と同じように愛する心」を持つこと(マタイによる福音書22章39節)
「どんなことにも感謝する心」を持つこと(テサロニケの信徒への手紙5章18節)
「社会に貢献するために」自分の持つ能力を磨き、伸ばすこと
伝統ある女子教育の環境で、この精神を大切に、
磨かれた知性と、優しさと豊かさをかねそなえた感性を育みます。
白百合学園は全国に7つの姉妹校を持ちます。各校での教育実践は地域でも高い評価を受けており、本校との交流も盛んに行われています。姉妹校すべてが同じ校訓をかかげています。