「異文化」に触れた国際教育講演会

「異文化」に触れた国際教育講演会

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本日は、中高合同で国際教育講演会を開催しました。講師の酒井菜穂子さんは神奈川県出身で元JICA青年海外協力隊として2002年以降セネガルやモロッコで活動、モーリタニアの日本国大使館でも勤務された経験を持ち、東日本大震災後は陸前高田市などで復興支援に携わり、現在は岩手県内のNPO支援に取り組まれています。「新しく出会う国や土地・人との縁って面白い!」と題して、活動の中で感じたことをクイズや貴重な写真、民族衣装の実演を交えて、楽しくお話してくださいました。

子どもの頃から海外の民族衣装の写真を見るとワクワクしたという酒井さん。セネガルやモロッコでは村落部の女性支援などに取り組まれました。楽しく充実した活動の中でも、少数派の「外国人」として嫌な思いをした経験もあったとして、本当の「異文化」とは「違いに関心を持つこと」「相手の立場に立つこと」「分かり合えなくても分かち合える」ことではないかと思うようになったそうです。「これは海外に行かなくても普段の生活で実践できる。私も海外だけではなく、岩手の地で素晴らしい体験をたくさんしている。皆さんもこれから出会う土地や人との出会いを楽しんでほしい」とエールをいただき、生徒たちからは大きな感謝の拍手が送られました。