盛岡白百合学園中学高等学校の男女共学化について(お知らせ)
学校法人白百合学園
理事長 荻原禮子
盛岡白百合学園中学高等学校
校長 浅沼千明
日頃より、本校の教育活動に格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、先般、学校法人白百合学園の理事会におきまして、2026年4月から盛岡白百合学園中学高等学校を男女共学に移行することを決定いたしました。
学園は1892年開校以来、130年以上にわたり、カトリック女子ミッションスクールとして、キリスト教的な人間観と倫理観を教育理念に掲げ、聡明で品格ある女性の育成を目指してきました。しかし、戦後の教育改革による男女共学化の推進、男女共同参画社会意識の高まりなど、学園創立時とは異なる社会状況となってまいりました。
学園が、岩手県唯一のカトリック学校として、男子にも門戸を開放し、引き続き多くの方へ、カトリック人間教育の機会を提供するため、また、盛岡における社会状況の変化(共学志向の増加、少子化による対象生徒数の減少)へ対応するため、そして、教育の質の維持向上に向けて規模を確保するため、男女共学化に移行する決断をした次第です。
今回の男女共学化は大きな変革ではありますが、学園が女子教育を通じて培ってきた教育理念に変わりはありません。これまで通り、学園の特色を活かしつつ、男子生徒にも門戸を開き、県内唯一のカトリック校としての教育機会を提供し続けることができるよう、全教職員が一丸とな って新たな学園づくりに取り組む所存です。
関係各位におかれましては、男女共学化に対するご理解をいただき、今後ともご協力とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。