学園案内
キリスト教の愛の教えに基づく
全人教育を通して、
社会に貢献できる女性を育てること

校長あいさつ
本校は128年前、「盛岡にも女子教育の充実を」との要請に応え、シャルトル聖パウロ修道女会を母体に設立されたキリスト教のミッションスクールです。
聖書の教えが学校生活の基盤にあり、変わることのない価値を求める姿勢を持ち、21世紀の国際社会に貢献する女性としての使命を自覚し、心豊かに生きる人間の育成を目指す学習プログラムが組まれています。
種々の学習活動で体験する達成感は、更に次に進むエネルギーを生み出し、平凡に見える学校生活が輝きます。多くの友だちと共に喜びを分かち合いながら、人格形成に大切なこの時期を充実させ、一人ひとりの夢の実現を応援していきます。
校長 浅沼 千明
校 訓



校章の由来
すべての姉妹校がかかげる校章は「白百合」の花をかたどったものです。
白百合の花には、気品・優しさ・そして強い意志を備えた理想の女性として、「聖母マリア」がイメージされています。
白百合学園の生徒たちが、優しく気高い聖母マリアのように社会に貢献する女性となるようにとの、願いが込められています。
白百合学園の歩み
1696年フランスのルヴェヴィールという小さな村で、平凡で名もない、小さな共同体が生まれます。
それは、村の教会のルイ・ショーヴェ神父樣が「貧しい人や病気の人たちも、読み書き、編み物ができるように育てよう」と志したもの。
これが白百合学園の設立母体「シャルトル聖パウロ修道女会」の起源です。
この奉仕・教育活動がやがて、フランスのルヴェヴィールから全世界へと広がっていきます。
1878年、日本への活動が始まります。
3人のマ・スールが来日し函館へその種をまきます。
そして、1892年、4人のマ・スールが盛岡に降り立ち、盛岡白百合学園の「種」をまいてくださったのです。
4人のマ・スールは、それぞれが「一粒の麦」として盛岡の地に降り立ち、現在の「盛岡白百合学園」という実を結んでくださいました。
2017年、盛岡白百合学園は創立125周年を迎えました。
「隣人を自分と同じように愛する心」を持つこと(マタイによる福音書22章39節)
「どんなことにも感謝する心」を持つこと(テサロニケの信徒への手紙5章18節)
「社会に貢献するために」自分の持つ能力を磨き、伸ばすこと
伝統ある女子教育の環境で、この精神を大切に、
磨かれた知性と、優しさと豊かさをかねそなえた感性を育みます。
姉妹校ネットワーク
白百合学園は全国に7つの姉妹校を持ちます。各校での教育実践は地域でも高い評価を受けており、本校との交流も盛んに行われています。姉妹校すべてが同じ校訓をかかげています。
白百合学園の設立母体
シャルトル聖パウロ修道女会が活躍している地域
沿革
- 1878(明治11年)
- シャルトル聖パウロ修道女会の3人の修道女が来日
- 1878(明治11年)
- 函館に修道院を創立
- 1892(明治25年)
- 4人の修道女が盛岡に着任 「私立盛岡女学校」を開校
- 1911(明治44年)
- 校名を「私立東北高等女学校」とする
- 1920(大正 9年)
- 校名を「東北高等女学校」とする
- 1939(昭和14年)
- 「なでしこ幼稚園」併設開園
- 1942(昭和17年)
- 創立50周年式典挙行
- 1948(昭和23年)
- 「盛岡白百合学園中学高等学校」となる
- 1954(昭和29年)
- 全国姉妹校同一新制服制定
- 1956(昭和31年)
- 「盛岡白百合学園小学校」併設開校
- 1972(昭和47年)
- 創立80周年記念式典挙行
- 1974(昭和49年)
- 海外研修はじまる
- 1982(昭和57年)
- 現在地に全面移転
創立100周年記念式典挙行 - 1993(平成 5年)
- 皇太子殿下妃殿下ご来校
- 2002(平成14年)
- 創立110周年記念式典挙行
- 2004(平成16年)
- 文部科学省よりスーパー英語高(SELHi)の指定を受ける(2006年まで)
- 2007(平成19年)
- 韓国馬山市聖旨女子高等学校と海外姉妹校関係を締結
- 2012(平成24年)
- 創立120周年記念式典挙行
- 2017(平成29年)
- 創立125周年記念式典挙行