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News Release

2015.10.09

気づく

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きわめて白に近いアイボリーカラー。
毎日放課後に全校で掃除をしていても、床は過ごした時間の分だけ汚れが染みついてしまいます。そのため年に最低1回は染み抜きとワックスがけを生徒全員で行い、また特別な場所は保健委員会が特別清掃を行ってくれて、築34年目の校舎は来校者も驚くほどきれいです。
「でも、どうして汚れの目立つ淡いアイボリー色にしたのでしょう。学校によっては床も壁もコンクリートのままだったりするところもあるし、いっそ濃い色の床だったら汚れが目立たないのでは。それに、中には大学のように上履きすらなく登校したままの靴で1日を過ごしている高校もあるらしいですが。」
こういう生徒の声を以前聞いたことがありました。
ふむ、ふむ。と、それはそれで一理あるわけです。
でも、校舎を設計した時の、そもそもの設計には意図があったはず。
それを尋ねて、知って、なるほどと思ったのでした。
当時の設計事情を知る方の弁はこうでした。
「淡いアイボリーの床は白い壁とともに清潔感があふれているが、たしかに汚れやすいという欠点を持っている。でも、だからこそ、お掃除のしがいがあるし、いつもきれいな状態を保とうという意識もうまれるもの。床に落ちている1本の髪の毛にも目が向くように。そしてそれをそのままにせず、拾って捨てる。誰のものかわからないけれど、みんなで使う場所、空間を大事にするという意識。そういう心を育てたい。これが、当時の校長先生の意図するところ、願いだったのです。単なる見栄えの良さではないのですね。」と明快な返事が返ってきました。
そうか、気づくためか。もうずいぶんと昔のことになりますが、ことごと感じ入ったものです。

昨日、そして今日と行われた修養会。生徒たち一人ひとりにきっと豊かな気づきの時間となったことでしょう。

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