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News Release

2015.10.05

えっ? 赤字!?

    赤字にびっくりです! いえいえ、生徒の提出する学習課題です。
    高校二年生の、とあるクラスの生徒の数人が、先週末提出の課題プリントにボールペンで、しかも赤字で解答を書き込んできました。最近は消せるボールペンというのもあってそれだけでもちょっと驚いていたのですが、こちらもその消せるボールペンなんでしょうか。しかしそれよりもなによりも、なにゆえに赤色か、どうしちゃったのかと驚いてしまいました。
    一時、3色ボールペンブームというのがあって、大事な箇所をそれぞれのテーマで3色に塗り分ける、あるいはアンダーラインを引くといった受験、解法テクが流行りました。今でもこれを指導している授業もありますが、今回の、解答をすべて赤字でというのがなんとも解せませんでした。
    つい、おいおい、解答は黒、それも鉛筆(シャープペン)だぞ。試験本番だってそうだし、だいたい提出するプリントを赤で書くなんて聞いたことがない! と今日の授業で一喝してもみたかったのですが、先だっての試験でも、「先生、採点の合計点が違っていました。私の点数、5点も多く計算されています、減点してください」という申し出をしてくる生徒たちです。正直で、素直で、熱心に授業を受け、課題も忘れず期日通りに提出する生徒たちに、理由も聞かず頭ごなしに叱るのもどうかと思っていた矢先、出勤の今朝、車に近寄ってきた生徒の話でこの謎が解けました。
    「おはようございます! 先生、出しそびれていたプリントです。すみません。」という生徒でした。ノートに挟んだつもりで、確認せぬままにうっかりというものでしたが、はいはい、気をつけてと言いながら受け取ってみると、これまた赤字で書いてありました。
    ところでさ、どうして赤ペンで書いてるんだい。〇〇さんも、△△さんも、◇◇さんもそうだったけど? と尋ねると、
    「あっ、すみません。これ、赤で書いておくと、赤いシートで隠すとこの字が消えて、テスト勉強の時に助かるもんですから。まずいでしょうか?」との真っ直ぐな返事です。
    ああ、あの赤いセルロイドシートか。なるほど、生徒たちの工夫の賜か。なるほどなあと合点し、納得し、いたく感心してしまいました。
    いやいや、たいしたもんだ。そこまで考えていたんだね。いや、これは勉強になったよ。
    「ありがとうございます。」そう言ってうれしそうな笑顔を返して朝学習に向かっていくその後ろ姿を見ながら、今日もいい1日になりそうだと心もはずんだのでした。

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