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News Release

2012.07.22

見上げるその先に

    見上げるその先にの画像

    校舎改修工事が進む校舎を眺めながら、ふと、三人のご夫人たちが学園を訪ねて来られた4年前の夏の日のことを思い出しました・・・・・
    三姉妹というその方々は姉妹校の白百合学園を卒業された皆様だと言い、亡きお父様を偲(しの)ぶ旅で盛岡を訪れ、せっかくだからと本校にも立ち寄られたということでした。
    伺って驚いたのは、お父様は佐藤功一氏という東京の日比谷公会堂や早稲田大学の大隈講堂などの設計をなさった建築博士で、なんと盛岡市内丸にある岩手県公会堂も設計された方とのこと。今回の盛岡訪問もこの公会堂を一目見ようということでの来盛でした。
    1927年に開館の岩手県公会堂は、現在国の有形文化財として指定を受けている盛岡市民にとっても誇りにしている大切な建造物です。三人の方々が喜んでお帰りになった後、佐藤氏の手がけた建築を画像で見比べていると、ある共通点が見えてきました。それは、内丸の公会堂には中央に高い塔屋を構えていること、そして同じ年に完成している大隈講堂にも7階建てとなる時計塔が聳(そび)えていることでした。当時にしては珍しい高層建築だったといいますが、このデザインに佐藤氏は何を託したのだろうか、そんな感想を持ったのでした。
    さて、2月に東京でスカイツリーが竣工し、5月に金環日食があって、今年は目線を上げ空を見上げることが重なりました。大震災以降のうつむきがちな私たちに、上を向いて歩いていくことを思い出させるかのような出来事とも思えてきます。
    そして、本校の校舎中央部に聳えるアンジェラスの鐘楼も、実は見上げるための意匠(いしょう)であったにちがいないと思えてくるのでした。

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