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News Release

2013.01.25

『雪の花』

    『雪の花』の画像『雪の花』の画像

    中学高校の中庭に立つ1本のけやきの木。今朝の雪ですっかりホワイトツリーと化しました。
    晩秋にたくさんの葉っぱが落ちて幹と枝だけになっていますが、そこにこうして雪が降り積もると、まさに雪の花が咲いたように見えてとってもきれいです。

    『雪の花』といって思い出すのは作家吉村昭さんが書いた同名の小説。
    日本で最初に天然痘治療に取り組んだ江戸時代の医者、笠原良策の物語ですが、吉村さんには他にも日本で初めての翻訳解剖書『解体新書』を訳述した前野良沢を主人公とした『冬の鷹』や、「医者は患者を区別しない」と言って敵方の兵士であっても丁寧に治療を施し、後の明治14年、ついに日本初の民間救護団体「同愛社」を設立した医師、高松凌雲を描いた『夜明けの雷鳴』という小説もあって、信念に生きた医師たちの、男気あふれる物語3冊が、歴史小説好きには有名です。
    そして、吉村昭さんと言えば、『三陸津波大地震』というルポルタージュが、先の東日本大震災で一躍脚光を浴びました。
    かつて三陸海岸を襲った明治29年の大津波、昭和8年の大津波、そして昭和35年のチリ大地震大津波。その大津波を経験した人々の証言をもとに当時の状況を再現した内容です。この本を皆がしっかりと読んでいたらと、今回の震災後に多くの人々がいだいた感想だそうです。

    雪の花。けがれなき白い花はさわやかさとともに、今は亡き作家に思いを寄せさせてくれるきっかけとなりました。

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